こんにちは、ヤマトです!
今回はまたまたマニアックな記事を書いていきたいと思います。
かなりオタク感の強い記事ですが、できるだけわかりやすく書いてみますので、ぜひ最後まで読んでみてください!!!
この記事はあくまでも僕なりに色々考えてみたというだけですので、客観的な意見などではありません。
僕は高校1年生のとき「Shape Of You」を聴いて、そこからハマり込み、ループペダルにリトルマーチンとエド・シーランのカバーをしまくってるような人間ですw
大学のサークルでエド・シーランのカバーをしすぎて、エド・シーランの曲にハマる人が出てくるレベルですw
僕のカバーは僕のYouTubeチャンネルから聴けます!!
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目次
エド・シーランがループペダルを使わない?
エド・シーランといえばループペダル
ループペダルといえばエド・シーラン
こうしたイメージを持っている人は少なくないのではないでしょうか?
実際エド・シーランはデビュー前から当時はまだまだ珍しいループペダルを片手にロンドンで年間300回ものライブをこなしていたような人です。
彼のループペダルを扱う技術はとてつもないもので、ループさせているフレーズも天才的とすら言えます(本人の血の滲むような努力の結晶なので、天才とはあえて言わないでおきます)。
当初は1トラックしかないループペダルですが、今はパソコンと接続することで最大6トラックまで使っています(音響の関係もあるので、実際はBad Habitsの5トラックが最大です)
しかしそんなエド・シーランですが、最新アルバム「サブトラクト」の曲では「Eyes Closed」を除いて全てアコギ1本かバンドでのみ演奏しています。
なぜそんなことになってしまったのでしょうか?
ここからは様々な視点からその疑問の答えを導き出していこうと思います。
そもそも数年前からそんなことは言っていた?
実はこの記事(rockin'on .com)によれば、ディバイドツアーを最後にループペダルを使わないかもしれないと述べています。
ディバイドツアーが行われていたのは2019年ごろですので、その頃からループペダルを使うことをやめようと考えていたというわけですね。
そして「=」がリリースされて現在(2023年7月)も続いている「+-=÷xツアー」ではバンドが登場して、バンドによる演奏が増えています。
個人的に印象深いのは「Blow」ですね。
この曲は「÷」が出た当時はループペダルとライブでまだ使い始めたばかりのlowdenギターで演奏していました。
ですが今ではライブ序盤にバンドで思いっきり、エレキギターで演奏しています。
この曲に関してはやはりバンドの方がかっこいいので、無理にループペダルを使わなくてもいいのかなと思います。
このようにライブを見ているだけでもバックバンドが常にいるのかどうかという違いがあります。
ただ「÷ツアー」の段階でも「Galwaygirl」などでバンドを呼んだりと全くバンドをしたことがないわけではないので、常にいるのかどうかというのが一番大きな違いですね。
いよいよここからは理由をちゃんと考察していきましょう。
バンドをやりたい人だったのでは?
エド・シーランが影響を受けた音楽はとてつもない数あるものだろうと思われます。
ですが、最初に憧れたのがエミネムで、父親に買ってもらったアルバムを吃音症の彼は必死に覚えたそうです。
吃音症でもラップを歌えると気づき、音楽なら自分の言いたいことをちゃんと伝えることができると音楽をやりたいと思ったそうですね。
そしてやはり外せないのが、エリック・クラプトンの存在です。
彼は最近のテレビのインタビューでも語っていますが、エリック・クラプトンの演奏を見て衝撃を受けてギターを始めています。
こんなマニアックな記事を読んでくれている方なら知っていると思いますが、言わずと知れたギターの名手です。
日本ではジェフ・ベック、ジミー・ペイジと並んで世界3大ギタリストなんて言われたりもしています。
実際僕も武道館ライブを4月に観に行きましたが、もう衝撃的でした。
そしてエド・シーランももれなく、クラプトンに憧れたというわけですね。
そのためのちにクラプトンのシグネチャーモデルを使うなど、強い憧れを感じます。
と、そんな音楽に憧れたエドからしてみれば、バンド音楽をやりたいと考えるのは普通なのかなと思います。
それにバンド演奏ってめちゃくちゃ楽しいんですね。
人とセッションするのって、みんなで音楽を作っていく感じがして、めちゃくちゃ楽しいです。
ドラムなんかなくてもカホンとギターとベースがあればもう楽しいです。
そりゃループペダルを使わずにバンドをするようになるのも普通なのかなと思います。
【余談】クラプトンに憧れすぎだろ!
クラプトン愛が溢れているのだなというのが随所に現れていますので、いくつか紹介します。
You Need Me, I Don't Need You
彼のファーストアルバム「+」に収録されていて、今でもライブの最後の曲として演奏される曲です。
めちゃくちゃかっこいいのですが、最初に録音したループフレーズをギターを全力でかき鳴らすことでぶち壊します。
その後にもう一度新しいフレーズを録音し直すのですが、そこにクラプトンの「Layla」のイントロをアレンジしたフレーズを録音している時があります。
デビュー当初などはあまりしていませんでしたが、途中からし始めて、ディバイドリリースごろから演奏してくれなくなってしまいました。
どうやらテレビ番組で「Layla」をカバーした後くらいから使っていないように感じます(実際は曖昧です)。
テレビ番組で「Layla」をカバー
テレビ番組で「Layla」をバンドカバーしています。
この番組では自身の「Perfect」など数曲を演奏していますが、個人的に極め付けは「Layla」だと思います。
ギターを弾いていないと理解しにくいと思いますが、この時のエドの弾き方に注目です。
あの有名なイントロのとき、中指で5弦3フレットと4弦3フレットを押して、Dmをローコードで押しています。
この押さえ方は実はクラプトンが「Layla」をアンプラグド版で弾くときの押さえ方なんです。
その押し方を憧れてカバーしている頃に習得したため、10年とか(完全に僕の考え)経った今でもその押し方をするのかもしれません。
もちろん僕の考察に過ぎないので、実際どうなのかはわかりません。
ただその可能性が考えられるほどに、彼が憧れたのは事実でしょう。
シグネチャーモデル
こちらも先ほど書いた通り、クラプトンのシグネチャーモデルを使っていました。
今はPRSやlowdenのエレキギターを使っていますが、「Thinking Out Loud」リリース直後はシグネチャーモデルを使っていました。
シグネチャーということはモデルにクラプトンの名前を冠したモデルというわけですから、これは強い憧れがあったと言わざるを得ません。
ギターを弾いたりしている人はよくわかると思いますが、基本的にシグネチャーモデルは高いです。
そりゃ名前を冠したギターは売れるので、当然ではありますが、クラプトンのシグネチャーは普通に30万とかします。
普通に生活していたら簡単に手に入れられるものではありません。
なのでデビューしてお金に余裕が出てきたから買ったのではないでしょうか?
クラプトンとコラボ
これは憧れというかミュージシャンの憧れです笑
エドはクラプトンのライブにゲスト出演し、クラプトンの曲を演奏しています。
公式などの映像がないので、ここには直接リンクを貼り付けることは避けますが、YouTubeで調べると出てきます。
ここではエドが気に入って(いただろう)使っていたMartin OO-28VSカスタムをクラプトンが弾いています。
憧れのアーティストに自分のアルバムのロゴが入ったギターを弾いてもらえるにはシンプルにミュージシャンの端くれとして憧れますね。
ちなみにクラプトンの「I Still Do」というアルバムでは仮面出演しています。
アコースティックな曲をやりたい?
アコースティックな曲は彼の代名詞の一つです。
デビューソング「The A Team」はまさにそうだし、その頃の曲はどれもそうです。
「X」では「Tenerife Sea」
「÷」では「Perfect」
「=」では「First Times」
といった具合に必ずアコギ一本で演奏するのがとても素敵な曲が多いんです。
もちろん他にもそういった曲はたくさんありますが、一例に挙げてみました。
こうした曲をやりたいと考えるとループペダルでどうこうというより、アコギ一本でとなるのもわかりますね。
実際最新アルバム「サブトラクト」では多くがそうです。
アコギ1本でやれる曲がとても多いし、ピアノがあるだけでも十分という曲もたくさんあります。
そういう曲をやりたいと前から考えていた可能性は十分あるのかなと思いますね。
ループペダル人気が一人歩きし過ぎてしまった?
余談が過ぎましたので、話を戻しましょう。
ループペダルを世界に広めたのはほぼ間違いなく、エド・シーランでしょう。
しかしそれ故にループペダル人気が高まり過ぎて、彼に対しての期待も大きくなり過ぎてしまったように思います。
アルバムがリリースされて、ループペダルでどうやって演奏するんだろうと期待してしまいます。
確かに独創的な演奏をするので、面白いですが、期待されるエド本人はどうでしょうか?
期待されて嬉しい反面、プレッシャーも感じてしまうのかなと思います。
ループペダルを3年以上使っているので、よくわかりますが、ミスが許されません。
それを毎度毎度ライブでやるのは、結構疲れます。
これに疲れてしまったのかもしれません。
でもエドもループペダル人気を知っているからこそ、「サブトラクト」の先行リリース曲である「Eyes Closed」はバンドではなくループペダルで演奏しています。
要は先行リリースを売り込んでからメインのアルバムを売り込んでいこうという話ですね。
古い曲だけでいいからループペダルを使ってくれ!!!
まぁ完全にファンとしての願いにすぎませんが笑
エド・シーランの一ファンとして、エド・シーランに憧れてループペダルを買った一人のファンとして、ループペダルを使い続けてくれると嬉しいですね。
でも本人がバンドをやりたいと言って、ループペダルを使っていなくてもバックグラウンドが想像つくからこそ、理解できてしまいます。
何より自分もドラムありでギターを弾く楽しさを知っているので、演奏するアーティストとしてはバンドの方が楽しいと思います。
バンドと違い、曲が積み木のように積み上がっていく様子を見るのもワクワクするので、使い分けて欲しいところです。
特に「You Need Me, I Don't Need You」や「Give Me Love」などループペダルがあってこそというレベルの曲もあるので、生でその演奏を一度でいいから見たいものです。
(「Bloodstream」や「Photograph」なども)
今回はエド・シーランファン丸出しのマニアックな記事になってしまいました笑
僕がただ書きたいだけなので、暇つぶし半分に読んでもらわないと申し訳ないほどです笑
日本にもツアーをしにきて欲しいものです。
来年にはアジアツアーをすると本人もInstagramのストーリーで言っていました。
これはぜひきてほしいものですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
オタク丸出しのマニアックな記事も定期的に(他がネタ切れになったら)書いていこうと思います。
またオタクの演奏もYouTubeから見てくれると嬉しいです笑