こんにちは、ヤマトです!
今回は大学のサークルの運営についてです。
新年度が始まって数ヶ月が経過しました。
1年生同士は仲良くなっていますか?
放っておいても仲良くなることはありません。
まだまだ硬い仲をほぐすことをアイスブレーキングと言います。
そんなアイスブレーキングにピッタリなゲームをいくつか紹介します。
今回紹介するゲームは実際に僕が部長として行ったものや大学の授業で体験したものです。
また先生に直接アドバイスをもらった上で決めたものなので、間違いないです。
この記事はこんな人におすすめ!
・サークルで新入部員同士の仲を深めたい
・運動できない人でも楽しめるゲームをしたい
目次
アイスブレーキングにおける課題
アイスブレーキングが難しい理由はいくつかあると思います。
そもそも知識がない
この記事を読んでくれている人になんてことを言うんだという話ですが、実際僕もこの間まで知識がなかった1人です。
高校までの間にアイスブレーキングの知識を得れる機会というのはまずありません。
なんなら小中高の先生でアイスブレーキングができる先生がいるかといえば多くはないでしょう。
そんな中で知識を持っている方が珍しいと思います。
ですが、所詮知識なので、学習すれば良いだけです。
先輩たちが1年生と喋らない
実はアイスブレーキングにおいて厄介者なのは1年生ではなく、先輩たちであるというのは珍しくありません。
最近では30歳までにデートをしたことのない男性が増えているだのなんだの話題になります。
それくらいコミュニケーション能力が落ちているということです。
SNSなどで完結してしまうこの世の中ですから、先輩たちが後輩に話しかけられないというのも珍しくないのです。
ですが、一番緊張しているのは先輩ではなく、1年生です。
大学にもなると一人暮らしを始めて、全く友達がいない状態という学生もたくさんいます。
緊張していない方が不自然なくらいです。
そんななか、2年生以上が話しかけなければ、1年生が話してくれるわけがありません。
コミュ力を鍛えろとは言いませんが、話さなければ何も始まりません。
まずは先輩から不器用なら不器用なりに声をかけることから始めなければなりません。
仲の良い1年生同士がくっついて離れない
こればっかりは仕方ないことです。
同じ高校から来たなどの理由で仲が良い学生もいますし、学部・学科が同じで一緒に来る1年生も少なくありません。
仲の良い1年生同士をわざわざ引き剥がす必要はありませんが、ずっとそのメンバーだけでいられても他の1年生と仲良くなれないので、程よく離す必要があります。
お金を使ったBBQなどの開催に抵抗がある学生が多い
大学生の中でも1年生の入学直後はダントツでお金が不足します。
実際は2年生以上の方が不足していますが、それは遊びすぎです笑
1年生はまだバイトも始めていない子が多いです。
さらにお金を使ったことがないため、貯金しておこうという子がとても多いです。
なので3,000円ですら使うことに抵抗を感じてしまいます。
もちろん先輩たちが少し多く出すことで、負担を軽減することもできますが、限界があります。
なのでお金のかからないことをする方が良いというわけですね。
企画運営者の根性があまりにもない
厳しいことを言うようですが、時間がないだのなんだのという言い訳をしている暇はありません。
どんなことがあってもやり遂げるという意思が必要です。
大学の職員にはお役所仕事をしてくることもあります。
そうしたときに根性がないと結構簡単に潰されます。
向こうは潰しにくるので、負けないだけの根性は必要です。
課題からアイスブレーキングに求められること
いくつか課題点を挙げました。
この課題点を解決した上で仲良くなるにはこんなことが必要なのではないでしょうか?
先輩同士、仲の良い1年生同士を分けたグループやペア作り
すでに仲の良い人たちは放っておいても大丈夫です。
なのでゲームをしている間は引き剥がしましょう。
特に先輩ばかりがくっついてしまうと1年生は萎縮してしまうので、とにかく離すことが重要です。
ペアで先輩同士がくっついているなど言語道断とも言えますね(もちろん人数のこともあるのでなんとも言えませんが)
まずはチーム分けでランダム性を持たせることが大切です。
大学の施設など無料で使える施設を使うこと
大学の教室や体育館、グラウンドなどは無料で使えることがほとんどだと思います。
そうした施設を借りましょう。
先ほども少し書きましたが、お役所仕事をしてくることも少なくありません。
すでに運動部が借りているだの、大会があるかもしれないだの言ってきます。
そういうときはすでに押さえている部活の顧問の先生に直接交渉するつもりでいきましょう。
僕は実際に顧問の先生を教えてもらって、聞きました。
ただ1人だと大変なので、2人くらいでやるといいと思います。
2人だと気持ちが緩んでしまうこともあるので、そこは様子を見ながらやっていきましょう。
では実際のプランを紹介します。
ウォームアップ(お互いを知れるゲーム)
まずはお互いを知れるゲームをやっていきます。
左手につられるな!左右で違う指を動かせ!
これは1人ずつやるゲームです。
まず両手を前に出します。
親指、人差し指、、、と1本ずつ指を曲げて10数えます。
これは誰でもできるよねと言い、次は左手だけ親指を曲げた状態からスタートします。
同じように10数えますが、数え終わったときにも左手だけ親指が曲がっているはずです。
これが意外と難しい!というわけですね。
みんな意外と苦労するので結構楽しいですよ。
もちろん左右の手を入れ替えても全然大丈夫です。
条件に合わせて輪になるゲーム
参加者全員が移動できるようにしてください。
そこで条件を言って、その順番に輪になるように指示してください。
例えば反時計回りに誕生日順(1/1〜12/31)に並ぶように指示します。
そして並び終わったら1人ずつ誕生日を聞きます。
つまり答え合わせですね。
これをどれだけ早く終わらせられるかというゲームです。
全員で早く正確に輪になれ!というゲームなので、勝敗などをつける必要もありません。
このとき大事なことは絶対に身長や体重などの身体的条件にしないことです。
身長が低いことがコンプレックスだったりする学生を知らぬ間に傷つけることになるので、絶対にしないようにしましょう。
その点、誕生日であれば浪人していても関係ないので、おすすめです。
後出しで負けろ!脳トレゲーム
ランダムになった隣同士で、ペアを作ります。
そのペア同士でじゃんけんをします。
最初は普通にじゃんけんをするのですが、しばらくしたら一旦止めます。
そして後出しじゃんけんをさせます。
後出しする方は相手が出した手に負けなければなりません。
後出しする人は交互にすれば良いでしょう。
これが地味に難しいです笑
叩いて被ってじゃんけんぽんというゲームをしたことがあるかもしれません。
あれはあれで結構面白いですが、それに似ていますね。
じゃんけんに負けても、相手からの攻撃には負けるな!
先ほどのゲームと似ています。
これも結構白熱するので面白いですよ。
まずペアで握手をします。
握手をしたまま、じゃんけんをします。
そしてじゃんけんに勝った方は相手の手を躊躇なく思いっきり叩きます。
負けた方は自分の手を手のひらでガードします。
これがルールですが、これもやっぱり白熱するので結構楽しいですよ。
思いっきり叩くというのが肝で、軽く触ったくらいじゃ面白くもなんともありません笑
なので思いっきり叩くように伝えましょう。
けがに注意する必要はありますが、手のひらで手の甲を叩いたくらいじゃ、よほど大丈夫でしょう。
敵を騙せ!インディアンポーカー
これはトランプを使ったゲームです。
人数が多くても楽しめるゲームなのでおすすめですよ。
進め方
1、輪になって座る
2、トランプをシャッフルして、全員に伏せたまま配る
3、自分のカードを自分では見えないように額の前に持つ
4、数字が大きいほど強いので、周りの人に変えた方がいいよなどアドバイスをしあう
5、変える際には山には戻さず、表にして山とは別に置いておく
6、山から新しいカードを取ったら、同様にかざす
7、全員の駆け引きが納得するまで行われた、同時にカードを見せ合い、最も大きい数を持っている人が勝利
簡単なルールで、トランプだけでできる手軽なゲームですが、とても盛り上がります。
トランプさえあればどこでもできるので、キャンプなどでも使えるゲームです。
ここまで3つほどゲームを紹介しました。
輪になるゲームでは、気になるあの子の誕生日がわかるかも?なんて言ってみると盛り上がると思います(このゲームを授業でやると先生は必ず言います笑)
これだけでもかなりアイスブレーキングの効果は出てくると思いますが、ここからが本番です。
第1部【頭を使って、ミッションをクリアすることで団結力を!】
次はグループ分けをして、頭を使うゲームをしましょう。
ウォームアップでやった輪になるゲームのときにグループを作るのがおすすめです。
まずはパズルゲームからです。
これは大学の先生がこの本に載っているこのゲームなんか面白いと思うよと紹介してくれたゲームです。
本が古いもののため、時代背景が古いですが、とても面白いゲームで、簡単なアレンジもできるのでおすすめです。
朝刊に間に合わせろ
どんなゲーム?
あなたがたは、ある野球チームのメンバーを朝刊に載せるように言われた記者です。
ですが、情報処理の不手際により、チーム名と監督、コーチを含めて11名が来ることしかわかっていません。
そんな中必死に集めた情報が皆さんの手元にある、情報カードです。
明日の朝刊に間に合わせるには20分以内にメンバー表を作る必要があります。
これをチームごとに分かれて作るというのがこのゲームの趣旨ですね。
ルール
1、与えられた情報カードは、口頭で伝えることはできるが、他のメンバーに見せたり、メモ用紙や黒板などに書き写すこともできない。
2、ポジションを決めるまでの時間は20分とする(柔軟に変更しても良い)
3、正解は1つしかない。全員が納得した上で決定する。
情報カード
情報カードに載っている情報を記載したファイルを貼っておきます。
ダウンロードして、印刷して、情報ごとにカットして使ってみてください。
バスは待ってくれない
どんなゲーム?
花子さんの歯痛が止まりません。
ところが近所にある行きつけの歯医者は休みです。
隣町にある歯医者に行きたいのですが、みんなが集めた情報はバラバラです。
彼女を次のバスに乗せるために、情報を出し合い、わかりやすい1枚の地図にして花子さんに渡してください。
隣町へ行くバスは、30分後に出発します。
これがこのゲームの概要です。
先ほどと同様に情報カードがあるので、それを元に地図を作るというゲームです。
ルール
1、花子さんに渡す地図はメモ用紙(A4やB5などのサイズが好ましい)に書き、道順も示してください。
2、各自が持っている情報は、口頭で伝えてください。他人の情報カードを見たり、他人に渡したり、見せてはいけません。
3、メモ用紙にカードを写してはいけない。
情報カード
これも先ほど同様にファイルを貼っておきます。
ダウンロードして、印刷して、情報ごとにカットして使ってみてください。
ここまで基本的に体は動かしていません。
ですが、こうしたミッションを乗り越えると仲は自然と深まるものです。
これだけでも十分です。
ですが、さらに体を動かすアイスブレーキングも紹介します。
これ以上やると場合によっては飽きてしまうので、時間配分に注意してください。
第2部【思わず全力で遊んでしまう!誰でもできるのに楽しいゲーム!】
ここからは体を動かすゲームを紹介していきます。
有名なゲームからあまり知られていないゲームまであります。
またゲームをするためには道具を手に入れる必要があります。
僕は大学の倉庫にあったので、それを借りることができましたが、場合によっては購入する必要もあるかもしれません。
その点は大学や可能であれば先生に確認すると良いと思います。
ボッチャ
障害者のスポーツとしてかなりの知名度ですが、障害者のためだけのスポーツではありません。
アダプテッドスポーツ呼ばれ、健常者と障害者を繋ぐスポーツです。
揃えるもの
- ジャックボール(目標球)
- 色違いのボール6個ずつ
ルール
1、じゃんけんでジャックボールを投げるチームを決める
2、ジャックボールを投げる
3、先攻後攻を決め、6球ずつ交互に投げる
4、得点を計算する
モルック
近年注目を集めているスポーツです。
ボッチャと似たゲームですが、体育館でやりやすいボッチャに対して、芝生などの方がやりやすいのがモルックです。
芝生がおすすめですが、滑りすぎなければどこでもできます。
また2チームだけでなく、3チーム以上でもできます。
ただあまりにも1チームの人数が多かったり、チーム数が多いと、投げる回数が減り暇になってしまうので、調整しましょう。
揃えるもの
- モルック
- スキットル
ルール
1、スキットルという数字の書いた木製のピンを並べる。
2、それぞれのチームが交互にモルックという木製の棒を3〜4m先からスキットルに投げる
3、得点計算をする
4、スキットルをその場に立てる
5、50点を先に獲得したチームの勝利(柔軟に変更すると良い)
注意:50点を超えてしまった場合、25点からやり直し。ちょうどになるまで投げ続ける
バッゴー
聞き慣れないゲームかと思いますが、これはルールがとてもシンプルで、勝敗がすぐにつくので、楽しいです。
アメリカではBBQをしながら遊ばれているそうです。
またコーンホールとも呼ばれています。
揃えるもの
- バッゴーボード(専用に板のこと)
- ビーンバッグ(投げる球のこと)
ルール
1、バッゴーボードを設置し、投げる位置を決める(3〜5m程度がやりやすい)
2、ビーンバッグを1チーム4球ずつ投げる
3、得点を計算する
ルールも簡単で、誰でもできるゲームですが、やはり相手の球を落としたり、穴に入れにくくしたりと奥が深くて楽しいですよ。
また板は穴が空いていればなんでもいいので、アメリカでは日曜大工みたいな感じで作っちゃうそうです。
ボックスホッケー
ホッケーというのは皆さんもなんとなくわかると思います。
ボックスホッケーもルールは似ています。
揃えるもの
- 専用のボックス
- スティック
- パック
ルール
1、各プレーヤーはスティックを1本ずつ持って、ボックスの両サイドに向かい合って立ちます。
※このとき相手ゴールは向かって左端になります。
2、ボックスの中央フェンス上にパックをおき、掛け声と同時にオフェンスが取り合います。
3、ひたすら繰り返し、ゴールが決まったり、場外に出てしまった場合はもう一度2番を行い再開します。
わかりにくいのですが、ディフェンスもオフェンスも左がゴールになるように立ちます。
そしてゴールに近い方がオフェンス、ゴールから遠い(相手ゴールに近い)方がディフェンスとなります。
オフェンス、ディフェンスともに自分の目の前にパックがないときにパックを触ることはできません。
制限時間は2分で十分です。
バスケットピンポン
この競技は僕が実際に体験したことがないため、ルールの解説は控えさせていただきます。
ただ公式ホームページにルールが記載されているので、そのURLを貼らせていただきます。
また大学の先生によると、少し運動能力が求められるため、難易度は高めだそうです。
クールダウン
ここまで遊んだらもう十分です。
これだけ遊ぶと勝手に仲良くなります。
あとはお疲れ様でしたと解散すれば大丈夫です。
もし時間や参加者から反対などが出なければ、打ち上げのようなものを行ってもいいかもしれません。
結局予算がかかる上に、飲食店の選択を間違えるとグループごとに偏りが出てしまいかねないため、無理してやる必要はありません。
コツや注意点
ここまで色々と紹介してきました。
ですが、これを淡々と説明してやればいいというわけでは当然ありません。
けがのないように細心の注意をする
まずはけがしないようにと伝えましょう。
比較的けがのしにくいものばかりですが、思わぬ衝突なども考えられます。
そうした事故を防ぐためにも皆んなが競技に夢中だからと目を離すようなことが内容にだけはしましょう。
水分補給を促す
僕が実際に交流会を行った際にできなかったことです。
後から水分補充を促しておく必要があったなと反省した点です。
人間は喉が渇いてから「喉乾いたな」と感じるまでに15分ほどかかるそうです。
これから夏の暑いシーズンが始まります。
水分補給のし忘れが命に関わることすらあります。
絶対に忘れないようにしましょう。
冬で寒くても乾燥していたりもしますので、必ず水分を定期的に摂るようにさせることが大切です。
コツ:参加者をよく観察する
もちろん事故防止のためでもありますが、もう一つ面白い効果があります。
それは部員の性格を知れるということです。
例えばゲームをしているときに積極的に指示を飛ばしていれば、あの子はリーダーシップを取ることが得意なんだなとなります。
一方で指示こそしないけれでも的確な意見を述べている人がいれば補佐役にはもってこいです。
もしかしたら相手を騙し討ちしようと画策する人もいるかもしれません。
そうした参加者の性格を知ることができるのも、ゲームに夢中になっているときだからこそです。
もしかしたら役立つかもしれません。
インディアンポーカーなんかは色々わかって面白そうですね。
コツ:必要に応じてルールを変更する
ルールや進め方は参考だと思っても大丈夫なくらいです。
実際今回紹介しているゲームのルールはかなり変更しています。
それでも十分成り立つので、気にせず変更しましょう。
特に時間についてはあらかじめ決めておいたタイムテーブルとずれたら気にせず変えてしまいましょう。
またけがのリスクがあるのであれば、一定の制限をかけることも考えて良いと思います。
1年生同士が仲良くなれないのは先輩たちの責任
厳しいことを言うようですが、1年生同士が仲良くなれないのは完全に先輩たちの責任です。
そもそも緊張している1年生が目上の人に雑談を仕掛けるなんて至難の業です。
話しかけないのは愚かただ親睦会と言ってご飯を食べに行っているくらいでは簡単に仲は深まりません。
伝統的にここに焼肉を食べに行っているから今年もここに行けば万事解決なんていう美味しい話はありません。
そんなんでは先輩たちが固まってお酒飲んで1年生が萎縮して終わりです。
お酒を飲まなかったとしても1年生と絡むほどのトーク力が皆さんにはあるのでしょうか?
仮にこの記事を読んでいるあなたにはあっても他の先輩たち全員にあるのでしょうか?
そんなわけないのですから、先輩たちが積極的に動かなければ話になりません。
実際にこうした交流会を行うと「このサークル居心地が良い」と言ってくれたりするものです。
また1年生の子からあのときやったゲームなんていうゲームですか?と聞かれたりもしました。
サークルから帰るときに雑談をしたりできるのは交流会に参加した人ばかりです。
もちろん参加できなかった人を除け者にするつもりはありませんが、交流会の効果が大きく出ているのは間違いありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
普段はもう少し普通の記事を書いていますが、学んだことを蓄積する記事も書いてみたいと思い、半分は記録用に書いてみました。
ぜひ誰かの役になってくれれば幸いです。